知らないところで

春のある日。はじめまして。とメールを頂戴いたしました。
英語の学校の先生で、お名前、見聞きした記憶が…。
あ”!ずーっと昔、自分がフリーでイラストの仕事を始めて初の1年のレギュラーの仕事。
NHKラジオ講座の英語のテキストで監修の先生でした。もう16年位は前!
にもかかわらず、わざわざ私の名前を検索して、ご丁寧にご連絡いただいたのでした。
自分にとって、この仕事はとても嬉しかった大きな出来事のひとつだったにもかかわらず
当時は先生からこういう風に描いて。と文字の指示だけ受けて
編集さんとデザイナーの方とのやりとりのみで、ただただ必死でした。
そして連絡の趣旨は、なんとその時の1年分を1冊にまとめた本が今も増刷してて
今回22刷目だということ。全く知りませんデシタ。
そんなに息の長い本になっているのは紛れもなく、
内容と、本のビジュアルのイメージが
自分の尊敬するデザイナーの方のおかげなのですが
自分の知らないところで印刷物は長く残っていくことを
「もっと肝に銘じよ。」と後ろから囁かれた気分デシタ。